2018年4月1日から2019年3月31日の間日本で飼育されている590,383頭のわんちゃんを対象にした大型調査の結果です。
病気の多い犬の統計
皆さんはご存知でしょうか?人間は「生まれる月」によって「病気のかかりやすさ」や「かかりやすい病気」などが明らかにされているんですよね〜これは占いなどの話ではなくてアメリカのコロンビア大学のボーランド博士らが長年の科学的な研究成果によってまとめられています。
例えば、最も病気になりにくい人は5月生まれであって1月生まれの人は高血圧になりやすい。このような医学的な統計は犬にも当てはまるのだろうか?ペット保険のアニコム社によると犬の「病気のかかりやすさ」や「かかりやすい病気」は実際に保険請求された590,383頭のデータからしっかり読み取れると伝えています。
4月生まれと9月生まれの犬は他の月に生まれた犬よりも病気になりにくく逆に2月3月生まれの犬は病気が多い。
犬がかかりやすい病気
それでは、もっとも病気が多いと言われる2月生まれの犬の場合どんな病気にかかってしまうケースが多いのか見てみましょう。
- 肝臓
- 胆嚢
- 膵臓
- 目
- 耳
- 筋骨格
- 皮膚
- 血液
- 免疫
2月生まれの子は比較的若い時は涙やけや皮膚のただれアレルギーなどに悩まされ放っておくとシニアになるにつれ肝臓や膵臓など内臓系の疾患が出てきてしまう子が多いとリサーチ結果が出ているそうです。※詳しくは(アニコム家庭動物白書2020にて)
逆にかかりにくい病気は
循環器や生殖器、歯や口腔で他の月に生まれた犬と比べると保険請求される件数が格段に下がることから2月生まれの犬がかかりにくい病気と考えられています。
犬種別のかかりやすい病気
誕生月以外でも犬種別でかかりやすい病気は全然違うことが統計調査で明らかにされています。ご自身の愛犬ちゃんのかかりやすい病気を事前に知っておく事で事前に注意や改善できることも沢山あるので要チェックですね。
1位 前足の骨折
2位 流涙症(涙やけ)
3位 白内障
1位 弁膜症
2位 循環器疾患
3位 気管虚脱
1位 椎間板ヘルニア
2位 歯根膿瘍
3位 前立腺肥大
他の犬種のかかりやすい病気も18犬種ほどアニコム家庭動物白書2020にて紹介されています。それにしても健康で長生きして欲しいものですよね。
それと、約60万頭規模で毎年日本で行われている統計調査の結果ですから2月3月生まれの愛犬がいらっしゃるご家庭では獣医師さんに相談しながら率先して犬の健康診断などを定期的に受けることをお勧めします。人間もそうですが病気は何でも早期発見がかなめですからね!