愛犬に関わる怖い話

犬の抗体検査の費用は?証明書はどうなる?私が5種混合ワクチンをやめた本当の理由

新型コロナウィルスの蔓延がきっかけで日本だけじゃなく世界中でワクチン接種を行い抗体を作ってウイルスの危険性から身を守ろう!副作用はあるのか?体に毒を入れて本当に害はないのか?

などと関心が高まり自分ごとで真剣に考えてメリットやデメリットを比較し決断されているかと思いますが、この問題ってじつは愛犬の「混合ワクチン」問題とそっくりだと思いませんか?

ミルキーは4年間で5回の「混合ワクチン」の摂取と4回の狂犬病ワクチンを何も考えず、それが1日2度の食事を与える様な感覚で時期が来たら打っていました。

ですが4歳になった今年は考えなしで打っていた

「5種混合ワクチン」をやめました。

代わりに↓

「抗体価検査」という選択をしました。

今回の記事は多くの愛犬家さんに必ずお役に立つ情報だと確信していますので、流し読みではなくじっくり読んでいただけると幸いです。

愛犬のために大切なことは何か?考えて頂けるきっかけになれば嬉しく思います。

犬の抗体検査って何?

多くの飼い主さんは愛犬の「混合ワクチン」を1年に1回定期的に打たれていると思いますが、これまでミルキーも3歳までに5回の「混合ワクチン」を摂取してきました。そして4歳になった今年は毎年打っていた

5種混合ワクチンを打つのをやめました。

なぜかと言うと、5種混合ワクチンを1年に1回打つ行為は犬の体に負担が多くメリットは殆どなくて、デメリットしかない事を確認したからです。

(写真:ワクチネーションガイドライン表紙スクリーンショット)

WSAVA(世界小動物獣医師会)の犬と猫のワクチネーションガイドラインを見ていただければ一目瞭然ですが

世界的に権威ある大学の研究室で博士や獣医師などの専門家メンバーが科学的な根拠に基づいた論文をだしています。

その中の1ページ目の要約文で結論が書かれています。

ワクチンは不必要に接種すべきではない。コアワクチンは、子犬および子猫の初年度接種が完了し、6 ヵ月または 12 ヵ月齢で追加接種(ブースター)を終えたら、3 年毎よりも短い間隔で接種すべきではない。なぜなら、免疫持続期間(durationof immunity, DOI)は何年にもわたり、最長では終生持続することもあるためである。

引用:犬と猫のワクチネーションガイドライン1ページ目の「要約」から

と言うことは日本では多くの犬は生後3〜4週間置きに通常3回、死亡率の高い感染症から守る「抗体」を作るため混合ワクチンを摂取していますよね。

さらに翌年「1歳の健康診断」で健康チェックと5種混合ワクチンなどをさらに摂取(ブースター)する方が多いのですが、この時点で犬にとって死亡率の高い感染症から身を守る「コアワクチン」の抗体は強固に体内に作られ

一生涯持続する場合も多く見られるため、年に1回の「混合ワクチン」の接種は過剰接種であり欧米を中心に世界中のペット先進国では

3年から5年に1回の接種が推奨されていて体内に「抗体」が十分にあるかどうかのチェックを少量の血液検査で判定できる

「抗体価検査」を行い抗体がある場合はワクチン接種はするべきでない!

これが一部の開発途上国などを除外したグローバルスタンダードな共通認識である事を知って

えっ!?

何それ〜(滝汗)

日本の動物医療はどうなってんねん!って不信感を覚えました。

だって日本では何も考えず犬を飼うなら当たり前のように1年に1回狂犬病と5種以上の混合ワクチンを皆さん打ってますよね!

それにミルキーが大好きなドッグランや愛犬と一緒に宿泊できる全国の素敵なお宿の利用やトリミングサロンなども

1年以内の狂犬病と5種以上の混合ワクチンの証明書の提示が義務付けられている所がほとんどですよね⁉︎

お出かけしたいならマストで必要です!(※狂犬病は法律で定められていますので守りましょう)

「抗体価検査」証明書で利用できるのか?

そこで疑問に思うのは混合ワクチン接種証明書同等の効果を証明している「抗体価検査」の証明書(動物病院名・医師名押印あり)で実際どうなのか?

施設利用がOKなのか?

複数の施設に私は電話で確認して見ました。

問い合わせした施設
  • 都内有料ドッグラン   1件
  • 都内室内ドッグラン   1件
  • 都内トリミングサロン  1件
  • 千葉県ドッグリゾート  3件
  • 神奈川ドッグリゾート  1件
  • 軽井沢ドッグリゾート  1件
ママ

あの〜1年以内の狂犬病予防接種証明書と混合ワクチン証明書ではなく「抗体価検査」の証明書でも利用可能でしょうか?

結論:すべての施設が利用可でした

ですがマニュアル的に電話では1年以内の狂犬病と5種以上の混合ワクチンの証明書の提示が義務な施設が2つあり最初断られましたが。

事情や「抗体価検査」の証明書の話を詳しく伝えたところ折り返し責任者の方からお電話頂き、交渉の末OKが出た施設も2箇所ありました。

話した感じでは「抗体価検査」の証明書のことはあまり詳しく知らない感じで、超有名ドッグリゾートなのに、これほどまでに日本では「抗体価検査」は浸透していないんだなぁ〜って感じた瞬間でした。

犬が混合ワクチンを摂取する理由

なぜ、日本では混合ワクチンを毎年接種する流れなのか?たくさん調べているといくつかの理由が見えてきました。

まず、混合ワクチンを毎年接種する流れは「動物病院」にとって好都合であることが1番の理由であると感じています。その理由に「抗体価検査」を受け付ける

動物病院は圧倒的に少ないです。

多くの動物病院は「抗体価検査」のデメリットを飼い主さんに伝えワクチン接種を推奨する獣医師ばかりです。

実際にいつも親身になってくれるミルキーの「かかりつけ医」では

  • 費用が2〜3倍かかる事
  • 結果が出るまで2週間以上かかる事
  • 検査で抗体が不十分だった場合はワクチン接種が必要になる事

などを伝えられ、明らかにワクチン接種を推奨している雰囲気を感じました。自宅近くのセカンドオピニオン的に2度利用がある動物病院では

「うちはやってないです」でした。(汗)

因みに動物病院での5種混合ワクチンの相場は3千円〜1万円位です。

院内で在庫をたくさん抱えている仕入原価数百円の「5種混合ワクチン」を犬に打ち証明書を発行した方が動物病院としても楽だし、利益に繋がりますよね…。

「抗体価検査」の場合だと外部の検査センターに血液サンプルを送る手間や費用、時間がかかります。さらに外部の検査センターに仕事を依頼して

センターから戻ってきた検査証明書に動物病院の印鑑と獣医師のサインをするだけで高額な料金を飼い主さんに請求するのも難しいので

簡単な院内処置で利益率の高い「混合ワクチン」が優先されてしまうのが現状です。

また、比較的新しい技術なので「抗体価検査」はワクチンアレルギーを発症する犬や高齢な犬にだけ使用するレアなケースだと勘違いしていて実情や有効性を詳しく知らない獣医師も驚くほど多いです。

「抗体価検査」のデメリットは?

種類予防できる感染症3種5種
コア
ワクチン
犬ジステンバー
犬パルボ
犬アデノ
ノンコア
ワクチン
犬パラインフルエンザ
犬コロナ

「抗体価検査」で調べられる感染症の抗体はコアワクチンと呼ばれる感染力が強く死亡率の高い3種のみが判定できます。それ以外のノンコアワクチンに関しては調べられません。

なのでノンコアワクチンに関しては過去のワクチン接種から経過した年月が長くなればなるほど抗体が十分ではなくなる可能性が犬種や個体差によってはある事が「抗体価検査」デメリットになります。

けれども、WSAVA(世界小動物獣医師会)の犬と猫のワクチネーションガイドラインの2ページ目に大きく抜粋されている文章を見て欲しいです↓

私達は、すべての動物にコアワクチンを接種することを目指す。ノンコアワクチンは、必要と思われる頻度を超えて接種してはならない。

引用:犬と猫のワクチネーションガイドライン2ページ目の「要約」から

(写真:ワクチネーションガイドライン2ページ目のスクリーンショット)

これはどう言う事かというと、そもそもノンコアワクチンは脅威ではなく、さらにごく特殊な不衛生な環境や人間が一切立ち入らないような山の中や開発途上国での飼育

複数の犬が入り乱れて生活している不衛生な保護施設などに入るなどがなく、一般的な家庭で人間の家族として飼われている犬が感染する可能性はきわめて低いと考えられています。

犬の集団免疫の観点からも感染力が強く死亡率の高い3種のコアワクチンの接種で犬に抗体を持たせる事が重要で

特殊な飼育環境の犬の場合にかぎり状況に応じてノンコアワクチンを接種すると書かれていました。

犬のためか?病院利益のためか?

「抗体価検査」はごく少量の血液で犬に負担なくチェックする事ができます♪

「抗体価検査」の証明でも感染症に対する安心と施設利用が可能になります♪

飼い主さんにはこのような選択肢がある事を知って欲しいです。

犬と猫のワクチネーションに関する 2 つ目の重要な概念は、ワクチン製剤に対する有害反応の可能性を最小限に抑え、また根拠のない獣医療行為のために飼い主と獣医師にかかる時間と経済的負担を減らすために、個体に対する「ワクチン負荷」の軽減を目指すべきである。

引用:犬と猫のワクチネーションガイドライン5ページ目から

「抗体価検査」をしっかり理解している先進的な動物病院はHPなどでもしっかり「抗体価検査」の紹介ページがあります。

HPで掲載がある動物病院を選ぶか事前に電話で「抗体価検査」と証明書を発行してくれるか?確認してから伺いましょう。(※抗体価検査は外注してくれたけど証明書フォーマットの準備がない医院もあります)

今回「抗体価検査」でかかった費用は8550円でした。他の動物病院のHPや私が実際に3箇所の動物病院に電話をして確認した結果は6000円〜15000円くらいの間が相場でした。

抗体価検査の結果が届きました。

検査の結果が10日後に自宅に郵送されて来ました。

抗体価1280倍っっ(滝汗)

飼い主さん達は犬の怖い病気の感染や他の犬に感染させてしまう危険性を予防し愛犬の体内に抗体を作るために混合ワクチンを毎年に打ってます。

しかしミルキーの「抗体価検査」の結果を見てもらえば明らかですが実際は、1280倍もの抗体価がワクチンを打たずして体内にありました。

今後、ミルキーは混合ワクチンは一切打たずに、年に1度今回と同様に「抗体価検査」をして行きます。

皆さんは、それでも毎年混合ワクチンを愛犬に打ち続けますか?

「抗体価検査」でお世話になった動物病院
【日本動物医療センター】
住所:東京都渋谷区本町6-22-3
電話番号:03-3378-3366
公式HP:https://jamc.co.jp
(24時間365日獣医師在中)

どんな飼い主さんだって、愛犬の「健康と長生き」を願っていると思います。けれども「知らなかった」が原因で事故や病気を誘発しているケースは多いと思います。

知っていればノーリードだったり犬に与えている食事だったり犬の保険や動物医療、愛犬の日々のお手入れ方法だって変わっていたかも知れませんよね?

愛犬の健康寿命の多くは飼い主さんのその選択にゆだねられています。

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