犬が吠える、噛むどうするしつけ?
愛犬をお迎えした当初に多くの飼い主さんが共通して困惑してしまうことがありますね。まだ赤ちゃんで訳もわからず、飼い主さんの手や家の中にある目についた物をむやみやたらに「ガリガリ」噛み付くとか⁉︎
やたらと吠えるなど経験ございませんか?そんな時、何度言い聞かせても効かないので飼い主さんもついつい愛犬にたいして
怒ったり
大声で怒鳴ったり
叩いたり
してしまう飼い主さんも多々いらっしゃいますが、犬に対して怒ったり大声で怒鳴ったり少し叩いたりすればする程に飼い主さんの「のぞむ結果」とはどんどん反対の結果にすすんでしまう事をご存知でしょうか?
こちらの記事では環境省が作成している「動物の適正譲渡における飼い主教育」の冊子にも掲載されている間違った「しつけ」のしかたを紹介します。
犬がトイレを失敗 しつけはどうする?
犬が噛む、吠える、トイレを失敗するなどあると、それらを辞めさせるために犬の名前を大きく呼んだり、ダメ!などと叱りつける事がしつけだと勘違いしている飼い主さんがいまだに少数ながらいらっしゃいます。
犬に対して「罰や恐怖」を与えるしつけ法をすればするほど、犬の「問題行動」はどんどん増強して行きます。
- 犬が言う事を聞いてくれない!
- 問題行動を繰り返す!
こんな状況だと飼い主さんもお困りで、ついつい怒りたくなる人もいるでしょうが、この状況は犬に問題があるのではなく、飼い主さんの接し方に問題があります。
犬は1歳を過ぎてしまうと「しつけ」は中々入らなくなりますので、
生後半年前後の期間で
問題行動がまったく出ない理想的なしつけを無理なく愛犬に覚えてもらいましょう。
①生後半年前後の期間は、出来たことに最大限フォーカスしてあげてかん高い声でしっかり褒めてスキンシップしてあげる→そしてご褒美のおやつをあげる。
②失敗した場合は目も合わさずいっさい動じずに無視→そして一言だけ低い声で「NO!」→その後も少し無視
この①②のセットは驚くほどスイスイ覚えてくれます♪犬は言葉の意味はわからないので現象で判断します。①は犬にとってとても嬉しく②は犬にとって最も悲しい状況なので①ばかりをするようになります。
飼い主さんが犬の名前を大きく呼んだり、ダメ!などと叱りつける行為は犬からすると飼い主さんが遊んでくれてる⁉︎とか喜んでる⁉︎と錯覚します。
また人間と話すようにどうして〇〇は…。などと長い言葉で話しかける事も犬を混乱させているだけなのでまったく「しつけ」になりません。
問題は常に飼い主さん側にある事を忘れずに!
犬のしつけは子犬の頃に
犬のしつけは生後半年前後の期間が重要で本当に驚くほどスムーズに覚えてくれます。「三つ後の魂百まで」と言う言葉がありますが覚えたことは一生ものですし。
しつけが入っていく過程で飼い主さんと愛犬の間に信頼関係と絆がしっかり出来上がります。飼い主さんの求めることを喜んでしてくれる犬になれることは犬にとってもストレスがなく嬉しいことです♪
又、環境省の犬のしつけ方の冊子にも掲載されている2つの「叱り方」は辞めましょうね↓
(※写真:環境省制作パンフレットpdfのスクリーンショット)
①マズル(鼻から口)部分を掴む行為
②仰向けにして押え込む行為
上記の2つの行為は飼い主さんとの信頼関係を崩す最もよくない叱り方の代表例ですので注意してください(汗)